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伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン

第二十二号  2006/5/25

☆★章会★☆ 5月7日(日)国立劇場(大劇場)
■会主の心配日記■
二年に一度の大きな発表会です。
出演者も55名 演奏家が41名、
スタッフ30名以上 国立劇場の大道具さんや職員さんは
いったい何十名が働いてくれているのやら、
おそらく 章会には100名以上の方が動いてくれているのでしょう。
有難い限りです。
このような協力に支えられながら舞踊会が開催されるのです。

舞踊の師匠をしていて 会の日ほど興奮する日はありません。
冥利に尽きます。

当日 憧れに近い程までに尊敬している演奏家が大勢、
楽屋の廊下を歩いているのです。

主催する者としては、まず全員が無事に到着しているか、
心配になります。怪我でもして出演できなくなったら
今までの努力を考えると 泣くに泣けません。
まずそれが心配。でも今回も全員無事到着。
次には出演者が冷静に舞台を迎えるかが
心配になります。
緊張が不安になって、考えられない言動に走る人がいても
不思議ではないのです。トラブルのもとになり いつも
気を配っていなければなりません。
次には、舞台の進行状況が心配になります。
予定時間は 国立劇場で許される時間いっぱい。
余裕は15分ほどしかありません。
生演奏はどうしても伸びてしまいやすく、
また 出演者の準備が遅れてしまうこともしばしばあります。
9時半を過ぎることは許されないのです。
次回の使用を断られるかもしれません。
でも、これも順調に進んで 予定時間を15分ほど早くなった時も
ありました。
よしよし!
あとは出演者それぞれが日頃の成果を発揮してくれるかどうかです。
これが一番大事なのですが、
章会のモットーは 「舞台を楽しむ!」
日頃からそう教えています。間近の稽古は本番の為の稽古!
振りを間違えても何も言いません。自分で対処出来るように稽古します。
本番は傍で教えることも、やり直すことも出来ないのですから。
舞台はその人が 日常の現実のその人から 
舞台で演じる別の世界の人となって
ひたすら踊ってくれるよう願っています。
踊の振りを見せる場所ではありません。
右手が左手でも、右回りが左回りでも、そんなことはどうでもいい!
と教えています。
みんな 楽しそうで 大満足。楽屋も賑やかで和やかなのが嬉しい。
そして最後に自分の舞台!門下生には楽しんで!などと言ってはいても
自分の舞台となると なかなか そうはいきません。
緊張と不安が交錯します。
もっともその「ドキドキ感」が舞台の魅力にもなるのですが・・・
 今回は母の追善ということで 一層盛り上がった会となりました。
ご覧いただいた皆様方のご感想も伺いたく思っています。
直接 私のアドレスに送ってください。
 jinsho@parkcity.ne.jp
今月のメルマガは 会主の心配日記でした。
(藤間 仁章)

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