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伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン

第六・七合併号 2004/7/9
特定非営利活動法人 伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン
第六・七合併号をお送りします。

☆★ 伝統芸能むさしの我夢之会 活動報告 ☆★

毎月発行しようと思っていたメルマガ・・・早くもギブアップ・・・
6月号が出せないまま、7月に入ってしまいましたぁ・・・
楽しみにしていた方には 深くお詫び申し上げます。
でも いいことが いっぱい ありました。

まずは 文化庁委嘱 伝統文化活性化国民協会事業の
「伝統文化こども教室」に申請していた「狂言舞踊体験教室」が
採択されました。子供達が日本の文化に親しんでもらおうという
願いが昨年に引き続き実施できることは、最高の喜びです。
今、テレビの子供番組で、人気狂言師が「ややこしや〜 ややこしや」
と拍子をとりながら洋服姿で舞っています。言葉遊びは日本文化に
多く残っておりますが、気軽に遊びとしてさりげなく取り入れられて
いることが嬉しい限りです。
武蔵野市で他に3つのこども教室が採択され、市の後援もあり、
4つの団体が力をあわせています。立派なパンフレットも出来上がり
市内の全ての小・中学校に配布されることになっています。

藤間流では「藤盛会公演」が、8月10日(金)に開催されます。
私は「五條橋」の弁慶、仁凰は「猩々」に出演いたしますが、
ある先輩が私の振付した「たぬき」を認めてくださり、企画演目に
推薦していただき上演の運びとなりました。小さなビデオ会社に依頼されて
振付したのですが、どこでどういう廻り合わせになるか、常に日頃の精進が
大切かということなのでしょう。一作品を担当させていただくことは光栄なことです。

初めてグアムに行ってきました。それも稀にみるラッキーなご招待です。
島内一周したりして感じたのですが、この国には伝統文化が無いのです。
観光も戦争の跡地ばかり、横井庄一さんの居住跡が名所となっていました。
言葉も英語です。現在アメリカの一部なのですから仕方ないのでしょうが、
自分の国の言葉を奪われるという事は、日本人には理解できませんでした。
世界歴史や世界情勢など、難しい問題はともかくとして、日本の文化を守った
ご先祖様たちには大感謝です。洋服文化の現代ですが、
着物を失わなかったに日本人、伝統文化に目を向けてくれはじめた今、
泣き言なんか言っていられないんだ〜と感じてしまいました。

鶴賀若狭掾(つるが わかさのじょう)さん
7月30日(金)の邦楽特別講座には、人間国宝で新内の巨匠が
出演してくれます。
30年程前、銀座博品館劇場で 日本舞踊でミュージカルなんて
イキガッテみた時期、協力してくれたのが、鶴賀伊勢太夫師。
大家元(二世尾上松緑、現松緑丈のお爺様)が
東宝劇場で山田五十鈴さんと「鶴八鶴次郎」を演じた際、
新内指導をなさっており、打ち上げで久しぶりに再会しました。
そして今年西川扇藏師の「日本舞踊振興財団」の新年会で
再び再会、由緒ある名跡を襲名なさり、新内協会会長、人間国宝にと
とても偉くなられていたことは承知しておりました。が・・・
「また何か意欲的なことやろうよ!」
「でも師匠、人間国宝になられたから 新しいことは・・・」
「なにいってんだよ 人間国宝っていうのはね 
これから新内のために仕事しろってことだよ」
「実は私 NPOを・・・(とPR)」
「やる!やる!何でも協力させてよ!」
と、話が盛り上がったのです。
たしかにお宅に伺ったら、普及活動のパンフレットがいっぱい!
山奥の廃墟となった民家を改造した農村劇場で開催した新内公演の話を
目を輝かせながら語ってくれました。素晴らしい方に出逢うことが出来ました。
とにかく 見に来てください。その人柄と芸の素晴らしさがわかります。

*邦楽特別講座「新内の魅力」のお知らせ
http://gamunokai.com/cont/osirase/o0407301.html (藤間 仁章)

☆★ 公演のご案内 ☆★

◎藤間仁凰プロデュース公演 “和っおどろいた!”

□第11回 顔師 7月19日(日)/テアトルアンブロージア

ゲストに「顔師」新井清さんをお迎えします。
白塗り、眉の引き方、美しい口元、そして力強い隈取!
どれをとってもまさに芸術作品であり、舞台の大事な演出です。

入場料:3,000円(我夢之会会員様は2,700円です)

*和っおどろいた!のご案内
http://gamunokai.com/cont/osirase/o0311301.html
◎そのほかの公演は、こちらをご覧ください。
http://gamunokai.com/cont/kaihou0407.html#annai

★後記
5月の章会では、多くのスタッフの方にお世話になりました。
顔師の新井さんも、そんなお一人です。
連獅子では、前シテと後シテのわずかの間に、すばらしい
隈取を描いていただきました。
そのときのピンと張り詰めた空気を、今も思い出します。
その隈取、記念に押隈を取っていただきました。
新井さんの、まさに芸術作品です。
どんなお話が伺えるのか、楽しみです。
(藤間凰樹)

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