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伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン

第十二号 2005/1/10
新年あけましておめでとうございます。
今年も楽しい企画で伝統芸能を多くの方に見ていただこうと思っております。
ご支援の程、よろしくお願いいたします。

★和っおどろいた★ 12月27日(月) 銀座小劇場
《ん!忠臣蔵だ!・義太夫の魅力》 暮の27日 銀座小劇場で開催いたしました。
お客様がとても心配でしたが、いっぱい来てくださいました。
今回はゲストの竹本弥乃太夫師が、とても燃えてくださり、
ご門下の皆さんをはじめ、お囃子の方々まで参加していただきました。
忠臣蔵三段目の松の廊下、師直の悪態など実に迫力あるものでした。
それも弾き語りです。初めて聞きました。
たった一人であれほどの世界を作ってしまうなんてまさに名人芸です。
見れなかった方のために、いづれホームページで少しでも聞けるような
システムをつくりたいものです。

☆年始回り☆
そして年が明けて平成17年、おだやかなお天気の元旦です。
よく伝統芸能の方は、お正月が忙しいでしょう?と聞かれるのですが、
実は今はあまり忙しくはないのです。
子供の頃九段に住んでいましたが、その頃は賑やかでした。
元旦から芸者衆が出の着物(正式な黒地の着物)で次々に
「おめでとうございます」とご年始にきてくれていました。
諸先生の「おどりぞめ」が松の内にあって、ご挨拶に伺います。
うちのおどりぞめも松の内にあります。
こどもだった私にはお年玉がうれしくて、お正月が大好きになりました。
お正月は自宅で祝う慣例が やがて温泉旅行だったり、海外旅行だったり、
東京に人が少なくなると、花柳界も2日からになったり3日からになったり、
お弟子さん達が旅行や帰省から戻ってきてからのおどりぞめになり、
松の内はもう静かなものになってしまいました。

元日は朝の家元へのご挨拶から始まり 諸先生の10軒ほどを回りました。
気持が改まり、新年のイベントとしてもいいものです。
2日は新橋演舞場の初芝居、家元の「奴道成寺」を拝見し、
華やいだ劇場の雰囲気とあわせて正月気分を堪能しました。

★猩々★ 1月7日(金) 国立劇場
倅の仁凰が舞踊協会の新春舞踊大会に出演、「猩々」を踊りました。
猩々は大好きな曲で、今までに数多くの猩々を踊ったり作ったり、
そのたびに猩々の難しさに悩ませられたり、魅力の虜になっていったり・・・
仁凰は元日返上の熱い稽古でがんばっていましたが、
以前自分が頂いた大先輩からの教え
「ちゃんと踊って!」「余計な事をするな!」をそのまま倅に受け売り。
「ちゃんと」って簡単な言葉ですが、「ちゃんと踊る」って大変な事です。
基本中の基本、いろはのいの字、一番忘れやすい事です。
皆さんは「ちゃんとお仕事していますか?」「ちゃんと生きてますかぁ?」
私はそう聞かれる暫し考え込んでしまう程 ととても困ってしまいます。

☆男達のあつまり☆
猩々の舞台の夜、楽しい集まりがありました。伝統芸能の友人達との食事会です。
日本舞踊のJさん、長唄のKさん、清元のUさん・Sさん、新内のWさん、能のUさん、 囃子のRさん、美術のIさん、皆昔から私がお世話になっている方々ですが、 個々の横のつながりはあっても初対面もあり、それぞれの世界の達人、 話題が次から次へと展開し、それはそれは楽しい時間でした。
何人かは芸の上の悩みで自律神経をやられて、舞台に立つことも
出来なくなる程になった時の話になりました。
自分はそれほどの悩みに直面した事もなく 未だ未だ甘い!と痛感。
その時救ってくれた先輩の教えが「稽古しかない!」だったそうです。凄い話でした。

★投扇興★ 1月31日(月) 銀座小劇場
1月の「和っおどろいた!」は31日(月)、今回は投扇興がテーマ。
それに因んだ作品を作りました。投扇恋蝶枕(なげおうぎこいのまとあて)です。
仁凰の原案で私が作詞、作曲を清元紫葉さんにお願いしました。
お扇子の歴史、いわれ、から始まって、投扇興の話になります。
お扇子を投げて台(枕)の上の的(蝶)に当てる遊びですが、
落とした時の枕・蝶・扇子の形に源氏物語の名前がついていて
点数もついています。歌詞を一部を紹介しますと・・・
「的は枕の上に待つ 蝶と呼ばるる想いの方へ飛んで行きたや 倒したや
 落として抱いた寝姿は 源氏の君にゆかりある その名ゆかしき藤袴」
と意味深な趣向になっています。
新しい作品が出来る時はワクワクしてきます。とても楽しみです。

ご案内
 http://gamunokai.com/cont/osirase/o0409261.html

 お申込は 電話 0422 22 3154
      FAX  0422 22 3187
      Eメール info@gamunokai.com

お誘いあわせの上 お出かけください。

☆我夢姫(がむひめ)誕生☆
といっても、我夢之会のホームページです。
たのしいコメントのキャラクターでご案内することに 広報会議で決まりました。
可愛がってください。伝統芸能の質問などもどうぞ!
(藤間 仁章)

「はじめまして。我夢姫です。
 伝統芸能ってこんな一面があったんだ、という発見を
 お伝えしていきたいと思っています。
 ホームページには近日登場予定ですので、しばしお待ちくださいませ。」
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 伝統芸能むさしの我夢之会: http://gamunokai.com/
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 その他お問い合わせ: mailto:info@gamunokai.com
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