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伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン

創刊準備号 2003/12/23
特定非営利活動法人 伝統芸能むさしの我夢之会 メールマガジン
創刊準備号をお送りします。
伝統芸能をより楽しむための情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞご期待ください。

☆★ はじめて日本舞踊をご覧になる方のために ☆★

よく「日本舞踊はわかりにくい・・・」とか言われてしまいますが、
そんなことはありません。絶対に!
ごく簡単な予備知識をお話しましょう。

 日本舞踊には大きく分けて ストーリーのあるもの、ないもの、
そして ありそうでないもの、と分けられます。このありそうで
ないものというのが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
そのような作品は一つの趣向ということで、イメージを舞踊にした
作品と思ってください。役名とか、場面の設定とかがあるのに、
それらしい事はあまり無く展開してゆき、全く無関係の小道具を持って
ただ楽しく踊るというような事になります。

 このような作品は「わかる必要」は全くありません。
ただ楽しんでいただければ結構なのです。

例えば「娘道成寺」でも 道成寺に伝わる安珍清姫の恋物語、
鐘にまつわる伝説が土台となっていますが、最初と終わりには
それらしい箇所があるのですが、ほとんどは 娘の踊りとか 
さまざまな小道具を持って華麗に踊っているとかなのです。
もともと歌舞伎の芝居の中で ちょっと息抜きにと、
踊りを入れたようなものから発展して 舞踊劇的な作品が作られたり
純粋な舞踊作品が生まれたり 所詮、演劇とは違いますので
「小説」ではなく「詩」を味わうように、「わかる」より「感じる」
ことのほうが 踊りを楽しむことが出来るのです。

このメルマガで 皆様が楽しくご覧になれるよう
追々にミニ知識のようなことをお話して参ります。
(藤間 仁章)

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☆★ 公演のご案内 〜 我夢之会主催の公演をご紹介します ☆★
 

年の瀬も押し詰まってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか。
こんな心せわしい時こそ、しばし世の中の喧騒を離れ、
癒しの芸術、伝統の世界にひたってみませんか?

   ☆☆舞台案内☆☆

■和っおどろいた!

今年の9月より毎月1回、吉祥寺のテアトルアンブロージアで
開催している藤間仁凰プロデュース公演です。

□第3回 テーマ:「小道具」
 11月30日(日)午後3時開演

先月は、松竹衣裳小道具の松永氏を迎え、
実技と体験を交えてお話を伺いました。
刀や太刀、お面などを実際に手に触れてみたり、
差し金の喋々の仕掛けを間近で見せてもらったりと、
普段は出来ない経験と松永氏の楽しいトークに、
会場は大変盛り上がりました。
そして、お面や毬など、たくさんの小道具を使う日本舞踊、
「常磐津 三つ面子守」を藤間章宝さんが踊りました。

<アンケートより>
●いかに1度の舞台を成功させるかという様々な工夫、
 裏側をみることができ、大変興味深かったです。
●大舞台でやるよりも、このような狭い空間だからこそ実感できる
 細かさやあたたかさがあり、大変楽しかったです。
●小道具というと、道具を準備するだけなのかと思っていたので、
 あまりに多くの部分に関わっていることに驚きました。

□第4回 テーマ:「衣裳」
 12月28日(日) 午後3時開演

今年の‘おどろき納め’は舞台衣裳のお話です。
松竹衣裳の関口氏を迎え、様々な舞台衣裳の美しさのお話や
‘引き抜き’の実演、また舞台衣裳の着付体験など、
充実した企画でお待ちしております。
どうぞお楽しみに・・・!

*和っおどろいた!のご案内
http://gamunokai.com/cont/osirase/o0311301.html

■我夢之会初春公演 新春おどりぞめ

この公演は、来年1月より歌舞伎舞踊を身近に
親しんでいただけるよう、五節句に因んだ演目で企画し、
楽しいレクチャーと併せてお送り致します。
衣裳もかつらも大道具もない、素踊りの舞台です。
初春らしい演目と甘酒で、しばしの間、
のどかなお正月気分を味わってください。

とき:平成16年1月5日(月) 午後2時開演
ところ:三鷹駅前 武蔵野芸能劇場

1、「長唄 正札附」   五郎  藤間仁凰
             舞鶴  藤間仁章

2、歌舞伎レクチャー 「荒事のお話」

3、「常磐津 乗合船」  太夫  藤間佳花
             才造  藤間章宝
             白酒売 藤間凰章
             芸者  藤間凰樹
             大工  藤間仁凰
             女船頭 藤間凰恵
             通人  藤間仁章

*新春おどりぞめのご案内
http://gamunokai.com/cont/osirase/o0401051.html

<ひとりごと・・・>
1月5日の公演で、私も「乗合船」の太夫をつとめさせて
いただけることになり、今必死になってお稽古しております。
初めての役どころ、演じることの難しさに改めて気付かされて
いる毎日です。この苦しみを喜びに変えて、太夫になりきり、
江戸の賑わいを楽しく演じることができたら・・・・・・と思います。
 (藤間佳花)

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